ビタミンB6がもたらす9つの効果と効果的な摂取方法について専門家が解説 – PURAVIDAより


ビタミンB6は、20~40代の女性によくある悩みだけでなく、50代以上の病気や身体の不調を予防するなど、幅広い年代の女性の悩みの改善が期待できます。
具体的には、ビタミンB6がもたらす効果は以下の通りです。
- 肌トラブルの改善や予防
- つわり症状の緩和
- 月経前症候群(PMS)症状の緩和
- 脂肪肝の予防
- 動脈硬化の予防
- 大腸がんの予防
- アレルギー症状の緩和
- 眼精疲労の改善
- うつ症状の緩和
| 肌トラブルの改善や予防 ビタミンB6は、ターンオーバーを促す作用があります。 ターンオーバーとは皮膚の新陳代謝のことで、乱れてしまうと肌荒れやくすみなど肌トラブルの原因となります。 また、ビタミンB6には皮脂の分泌量を調整する役割もあり、過剰分泌を防ぐことでニキビの予防効果も期待できます。 肌トラブルの改善・予防に役立つため、美容に気を付けている人は特に不足させないようにすべき栄養素と言えるでしょう。 つわり症状の緩和月経前症候群(PMS)症状の緩和 脂肪肝の予防 ビタミンB6は、脂肪肝の治療にも使われており、十分に摂取することで脂肪肝の予防にもなります。 なぜなら、ビタミンB6は脂質の代謝をサポートし、肝臓に脂質が蓄積するのを防ぐ働きがあるからです。 特に、お酒をよく飲む人は肝臓に脂肪が溜まりやすく、脂肪肝になるリスクが高まります。 動脈硬化の予防 ビタミンB6は、☆ビタミンB12・葉酸とともに摂取することで、動脈硬化を引き起こす原因の1つであるホモシステインを抑制する効果もあります 大腸がんの予防 日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、1997年に初めてビタミンB6が大腸がんの予防因子であると報告されました。 日本で行われたビタミンB6摂取量と大腸がんの関係の調査で、ビタミンB6摂取量が少ないグループに比べて、摂取量が多いグループは30〜40%リスクが低くなるという結果が出ています。 アレルギー症状の緩和 眼精疲労の改善 ビタミンB6は、目を酷使することで起こる眼精疲労にも効果があります。 細胞の新陳代謝を促進することで、目の疲れを軽減してくれるのです。実際に、目薬にも使われています。 目からの摂取はもちろん、市販薬やサプリメント、食べ物からの経口摂取でも効果が期待できます。 うつ症状の緩和 ビタミンB6は、前述した通りホモシステインを抑制する効果が認められていますが、これはうつ症状の緩和にも効果があります。 血漿(けっしょう)中のホモシステイン濃度の増大が、うつ病の発症に関係しているからです。 国立国際医療研究センター等が行った研究によると、ビタミンB6・B12・葉酸がホモシステイン代謝に関わっており、ビタミンB6濃度が高いほどうつ症状が減ることがわかりました。 つまり、ホモシステイン濃度が高まっている状態だと、うつ症状を感じやすくなってしまいますが、ビタミンB6を摂取して抑制すれば症状を緩和できるということです。 また、カナダのセント・フランシスコ・ザビエル大学の研究者が、健康な高齢者の男女に対し、葉酸・ビタミンB6・ビタミンB12の摂取量と、3年間のうつ病発症率との関連を調べました。 その結果、うつ病への効果は男女に違いがあり、男性はビタミンB12の摂取量が多いとうつ病の発症リスクが低いのに対し、女性はビタミンB6の摂取量が多いとうつ病のリスクが低いことがわかりました。 ビタミンB6はうつ症状を感じている人の中でも、特に女性は摂取すべき栄養素と言えるでしょう。 今はうつ症状を感じていなくても、不足することでうつ状態になってしまう可能性もあるので、十分注意しましょう。 |
■ビタミンB6は痩せやすい身体づくりのサポートにも役立つ!
ビタミンB6は、タンパク質の代謝を手助けする役割も持つため、効率的な体作りをサポートしてくれます。
ダイエットのために運動を行っている場合は、特に意識して摂りたい栄養素です。

ビタミンB6が多く含まれる食べ物・食品ランキング
- 第1位: とうがらし 果実 乾 ビタミンB6 3.81mg
- 第2位: こめ [その他] 米ぬか ビタミンB6 3.27mg
- 第3位: <香辛料類>にんにく ガーリックパウダー 食塩無添加 ビタミンB6 2.32mg
- 第4位: <香辛料類>にんにく ガーリックパウダー 食塩添加 ビタミンB6 2.32mg
- 第5位: (にんにく類) にんにく りん茎 油いため ビタミンB6 1.8mg
- 第6位: <香辛料類>バジル 粉 ビタミンB6 1.75mg
- 第7位: (にんにく類) にんにく りん茎 生 ビタミンB6 1.53mg
- 第8位: <香辛料類>パセリ 乾 ビタミンB6 1.47mg
- 第9位: <その他>酵母 パン酵母 乾燥 ビタミンB6 1.28mg
- 第10位: こむぎ [その他] 小麦はいが ビタミンB6 1.24mg
関連
☆ビタミンB12は、水溶性ビタミンであるビタミンB群のひとつです。
不足すると貧血になる栄養素として発見されたビタミン
神経の働きを正常に保つのにも必要
・動物性食品をあまり食べない人
・胃の病気などがある人や高齢の方
ビタミンB12は胃で作られる「内因子」と呼ばれるタンパク質と結合した後に、腸で吸収されます。胃の病気で胃を切除した人や、自己免疫性胃炎という病気の患者さんは、内因子が不足するために、ビタミンB12をきちんと摂取していても十分に吸収されません。
また、胃酸の分泌を抑える薬(胃潰瘍や逆流性食道炎などの治療に使われる薬)や、腸からのビタミンB12の吸収を抑えるように働く糖尿病の薬(一般名:メトホルミン)を服用している人も、ビタミンB12が不足しがちです。心配な場合は、主治医に相談しましょう。
ビタミンB12が豊富な食べ物は?
レバー
貧血があってもレバーを食べている人は病状が悪化しにくいことから発見されたビタミンB12。そのことからもわかるように、牛や豚、鶏のレバーにはビタミンB12が豊富に含まれています。
| 食品名 | 加工状態など | ビタミンB12(µg) |
|---|---|---|
| うし 肝臓(レバー) | 生 | 53.0 |
| にわとり 肝臓(レバー) | 生 | 44.0 |
| ぶた 肝臓(レバー) | 生 | 25.0 |
魚や貝、海藻
あさり、マサバ、カキ
秋刀魚、タラコ、しじみ
牛、豚のロース、レバー、タン、ひれ
焼きのり、味付けのり、青のり
赤血球の生成に関わる
ビタミンB12は、葉酸とともに赤血球の生成に関わり、造血のために欠かせません。
ビタミンB12と葉酸は、細胞のDNA合成に必須のビタミンです。
不足すると、赤血球細胞の成長がうまくいかず、造血に支障をきたします。
動悸や息切れ、倦怠感、ふらつきやめまいなどの症状を伴う巨赤芽球性貧血を引き起こします。
神経機能を正常に保つ
ビタミンB12には神経機能を正常に保つ働きがあります。
神経細胞は、たんぱく質、リン脂質、核酸などで構成されています。末梢神経にダメージを受けると、これらの成分が作り直され、傷が修復されます。
ビタミンB12には細胞の構成成分の合成をサポートする働きがあり、不足すると、末梢神経のダメージを修復できません。
結果的に末梢神経障害が起こり、手足のしびれや痛み、筋力低下などの症状が現れます。
動脈硬化を防ぐ
ビタミンB12には動脈硬化を防ぐ働きがあります。
アミノ酸の一種である「ホモシステイン」の血中濃度が高まると、動脈硬化を引き起こしやすくなるといわれています。
ビタミンB12は、ホモシステインの代謝をサポートし、適正な血中濃度を保つのです。
ビタミンB12が不足すると、ホモシステインの血中濃度が高まり、動脈硬化を引き起こしやすくなります。

